猪苗代森林鉄道・不動沢線1 2004.06          [TOP] [寄り道] [廃線Web] [プロローグ]

 

 

 

 

 

 

 

赤が本線、ピンクが支線。

実線は車道、あるいは遊歩道。

点線は未転用。

 

 

小野川の支流である不動沢に沿って敷設された、2km程の短い支線。

設置年、廃止年ともに不明。

最深部には事業所が設置されていた。

 

一部が遊歩道化されており、遺構を見ることができる。

 

 

 

 

 


[A地点]

「ホテルグランデコ」南側にある広大な駐車場の南端から

遊歩道に入る。

急坂をしばらく下ると、細長い平場に出る。

これが不動沢線の軌道跡である。

 

 

 

道床から東側を見る。

すぐ先で本線に合流していた筈だが、

合流点は確定できなかった。

 

 

 

 

 

そして西側。

平らな道床が伸びているのが目視できるが、

笹薮が濃いので進入は断念した。

 

しかし、これで終了という訳にはいかない。

 

 

 

そこで、仮説を立ててみた。

デコ平から不動滝に向かう遊歩道は、

実は西側にもう一本ある。

A地点から西へ伸びる道床は、この遊歩道のどこかに

繋がるのではないか、そしてこの「西ルートB-C間」こそ

不動沢線跡なのではないか、と仮定した。

繋がる、という前提でB地点から探索を開始した。

                     

ここが[B地点]である。

軌道跡だか何だか判らない藪道の奥(西)に

遊歩道が見える。

不動滝探勝路の西ルートである。

なお、東側は道床さえわからないような笹薮であった。

 

 

 

藪を抜け遊歩道に出る。

直進するのがデコ平への道で、

左の斜面を下るのが不動滝への道である。

 

 

 

 

 

ちなみに滝へ向かう道は、

非常に急な階段になっていて、

こんなのが滝壺に至るまで延々続く。

かなりキツかった、との記憶がある。

 

 

 

 

さて、遊歩道を進む。

軌道跡(まだ仮定)だけあってフラットな道だ。

法面はやや崩れぎみだ。

 

 

 

 

 

カーブを曲がると幅員が広くなり、

路面も安定してくる。

快適に進む。

 

 

 

 

 

岩壁を流れ落ちる水が道床を浸すため、

ここには木道が敷かれている。

さすが、遊歩道である。

 

 

 

 

 

木道の下に石積みの擁壁を見つけた。

やはり仮定は間違ってなかった。

西ルートは不動沢線の軌道跡だった。

A-B間が繋がっているかは未確認だが、

まず間違いないだろう(根拠なし)

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