猪苗代森林鉄道・不動沢線2 2004.06 [TOP] [寄り道] [廃線Web] [プロローグ]
赤が本線、ピンクが支線。
実線は車道、あるいは遊歩道。
点線は未転用。
元来路面に芽生えたはずの木が、全て谷側に曲がっている。
斜面に積もった大量の雪の圧力の影響である。
危険を承知で谷側に下りてみる。
路面を横から見るとそこには
苔むした石積みがあった。
漫然と歩いていては気が付かない物件だ。
こうした倒木はどうしても発生してしまうのだろう。
当時の保線作業にも苦労があったと思われる。
遊歩道工事の際の忘れ物だろうか?
近づいて見てみる
こ、これは・・・!
あまりに突然に決定的証拠が出現!
辺りの枯れ枝を拾って、夢中で掘った。
断面を確認せねば。
西ルートは不動沢線跡だった、との確証を得る。
それにしても細いレールだ。2cm程しかない。
6kg/mレールというものらしい。
未だに枕木に固定されているらしく、
引いてもビクともしなかった。
間隔をおいてきれいに並んでいる。
再び掘り始める。
ポイントでもあったのだろうか?
この一帯は路面が広くなっているので、
もしかしたら交換所だったのかも知れない。
なぜここに約2mだけ残されたのか不明。
埋め戻してから、再び前進する。
結局、ここ以外にレールは見つからなかった。