猪苗代森林鉄道・曽原線4 2006.11              [TOP] [寄り道] [廃線Web] [プロローグ]

 

 

 

 

 

 

 

赤が本線、ピンクが支線。

実線は車道、あるいは遊歩道。

点線は未転用。

 

 


2005.09

2006.10


[G地点] 

前回の下見から一ヶ月。

再び同じ場所にやってきた。

木々の枝からはすっかり葉が落ち、劇的に見通しが良くなっている。

「クマに注意」の看板も無くなっていたが、

今回はちゃんと鈴を付けて入山した。

 

サイクリングロードと軌道跡の分岐にある階段。

前回は見辛かった切り通しが、

今回は既に見えている。

     
 
      切り通しの状況も鮮明に判るようになっていた。

  残っているのは笹の葉だけだ。

     
 
      道床も比較にならないほど鮮明に見通せる。

  ここを原木を満載したトロッコが走っていたのだ。

     
 
      上部の稜線まで見通せる。
     
 
      同じ場所とは思えない程の変わりようだ。

  非常に楽に進んで行ける。

     

やがて小さな沢に出る。

前回はここで引き返した。

 

 

 

 

 

 

見通しが良くなったので再確認してみたが、

やはり橋の痕跡は何も残っていないようだ。

対岸の斜面には道床が見えている。

慎重に沢を渡る。

 

 

 

 

 

 

対岸に渡り、今歩いてきた軌道跡を振り返る。

対象物がなくて規模が判り辛い絵だな。

 

 

 

 

 

 

沢から先は、少々藪が濃くなる。

それでも進行可能なのは、今でも人の手が入っているからだろう。

 

 

 

 

 

 

すぐ先には枯れた沢があり、ここは築堤で越えていたようだ。

笹薮で判り辛いが、両脇は垂直に近い法面になっている。

暗渠かどうかは判らなかった。

 

 

 

 

 

その先はまた笹薮の道が続く。

徐々に藪が濃くなっているような気がするが・・・。

 

 

 

ゴツッ!

 

 

痛ッてーっ!!

笹薮に隠れて道床の真ん中に標柱が生えていた。

そいつを思い切り蹴飛ばしてしまったのだ。

しかし赤い塗料の残る標柱は、何も情報を吐いてはくれなかった。

営林署関連ではあると思う。

 

 

斜面を巻いて軌道跡が進んでいる・・・。

 

 

 

 

 

 

 

やがて小さな沢に着き、そこに橋の痕跡はない・・・。

 

 

 

 

 

 

 

そして、沢の対岸には道床の続きが見えている・・・。

 

 

・ ・ ・ ・ 飽きた・ ・ ・ ・ 。

 

 

 

笹藪の道>沢越え>笹藪の道・・・・。
地形図を見る限り、終点まで延々とこのパターンを繰り返しそうだ。
隧道がある訳でもなく、木橋の残存も望めず、単調な行程に違いない。
この先の様子が気にならない訳ではないが、なんだか報われない気がしてここまでで引き返してしまった。

探索への情熱が湧いてこないんですよ。 ここは・・・。

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