原町森林鉄道・鉄山支線5 (浪江町〜原町市) 2004.12 [TOP]  [寄り道]  [廃線Web]

 

車道化してしまった軌道跡を離れ、

本格的な探索がやっと始まる。

いきなり岩の切り通しのお出迎えだ。

この「門」の向こう側は、

正に未知の世界であった。

 

 

 

おおッ!

いきなりこれだ。

軌道上にずらりと並ぶ枕木。

初めて目にする林鉄の枕木であった。

ここには木製の片桟橋があるため、

枕木は撤去されずに残されたようだ。

                  

振り返り見る。

走ってたんだね・・・汽車が。

 

 

 

 

 

 

 

 

興奮が醒める間もなく、橋台が現れる。

枯れ沢を跨いで左にカーブしている。

 

 

 

 

 

 

枯れ沢には、崩落した木橋の破片が散乱していた。

かなり以前に落ちてしまったようだ。

石積みの橋台は、双方共に綻びなし。

 

 

 

 

 

 

 

一部の木材には、まだ金具が付いている。

ここは迂回して進むしかない。

 

 

 

 

 

 

枯れ沢に丸太橋が架かっているので、これを利用する。

良く見ると、この丸太自体も木橋の残骸である。

枕木を固定していた金具が付いたままであった。

 

 

 

 

 

 

 

枯れ沢を渡りつつ、橋台を振り返り見る。

人すら通らなくなった手前の橋台上は

既に笹に覆われつつある。

 

 

 

 

 

 

 

橋台の先も軌道跡は笹に覆われているが、

細い踏み跡が続いているので、ここを進む。

 

 

 

 

 

 

沢が迫る箇所は石積みの擁壁が支えている。

この先、さらに沢と岩壁に挟まれ、軌道跡は狭くなる。

そろそろ軌道が対岸に逃げる頃か。

 

 

 

 

 

 

 

岩の壁に遮られ、軌道跡が消える。

岩壁の側面が暗くなっているが、

え? まさか・・・。

まさか!

 

 

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