日橋川発電所 (旧河東町)   2005.09/11          [TOP]  [寄り道]  [発電所TOP]

 

 

[全体図]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  明治42年(1909)   日橋村の八田氏所有の水利権を電気化学工業(大倉財閥)が取得
  明治43年(1910)   日本化学工業に改称。発電所の建設に着工
  明治44年(1911)   日橋川発電所完成。翌年、送電開始 2700kW
      WWI後の不況の影響で工場閉鎖。発電所は郡山電気に送電
  大正12年(1923)   工場と発電所を郡山電気に譲渡
  大正14年(1925)   東部電気に改称。発電施設を改良 6700kW

猪苗代第三発電所から500mほど下流に

日橋川発電所の取水口がある。

日橋川流域では最も古い発電所であるが、

大正期に大規模な改修が行われているためか、

期待された古色蒼然とした姿は見られない。

水面が鏡のようなので、発電所は停止中のようだ。

 

水路はすぐ先で自動集塵機付きの取水門を経て

地下に潜ってしまう。

 

発電所を目指し、古い石垣のある細道を下って行く。

この奥では法面工事をしていた。

 

 

 

やがて発電所が見えてくる。

水槽の位置が非常に低く、建屋の方が高くなっている。

 

 

 

 

 

度重なる改修の痕跡が伺える上部水槽の様子。

下に短い水圧鉄管が3本見える。

 

 

 

 

 

 

正面から撮影できるアングルを探して徘徊。

川の対岸にある墓地の奥から、日橋川と磐越西線越しに撮影する。

藪を漕げば放水口を拝見できたかも知れない。

 

現在は東京電力の発電所になっている。「東北」ではない。

背後の工場は昭和電工。

 

広大な昭和電工の工場群。

列車の車窓から見る発電所はどんな景色なのだろうか。

 

 

 

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