日橋川の発電所群 (河東町・磐梯町)  2005.09   [TOP]  [寄り道]  [掲示板]

 

  福島県の中央部にある猪苗代湖は海抜500mという高度にある。
  そのため江戸期には西の会津盆地に水を引かれ(戸ノ口堰用水、布藤堰用水)、
  明治期には東の安積平野にも水が引かれた(安積疏水)。

  日本で4番目に大きいこの湖に注ぎ込む川は多いが、出口は一つしかない。
  阿賀川水系・日橋川(にっぱしがわ)である。

  明治時代になると猪苗代湖の豊富な水量を背景に、日橋川には多くの水力発電所が建設された。

 

猪苗代第一発電所 明治45年(1912)着工

大正4年(1915)完成

当時、東洋一、世界でも第3位の発電、送電設備であった

猪苗代第二発電所 大正5年(1916)着工

大正7年(1918)完成

東京駅と同じ設計者、同じレンガ。 当時のまま現存。

猪苗代第三発電所 大正13年(1924)着工

大正15年(1926)12月完成

関東大震災からの復興を目指し、昼夜兼行で建設された

日橋川発電所 日橋川流域では最も古い発電所

明治44年(1911)完成

近くの工場に電気を供給するために造られた

猪苗代第四発電所 大正13年(1924)着工

大正15年(1926)11月完成

金川発電所 大正8年(1919)10月完成

自工場への送電用に造られた

北高野共同発電所 大正9年(1920)完成  昭和21年(1946)廃止

取水口の位置から言うと、3と4の間になる

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