猪苗代森林鉄道06 (不動滝〜小野川林道2) 2004.05  [TOP] [寄り道] [廃線Web] [プロローグ]

 

 

 

 

 

 

 

赤が本線、ピンクが支線。

実線は車道、あるいは遊歩道。

点線は未転用。

 

 


「小野川の不動滝」入り口駐車場。

この西端に小野川林道小冷水沢支線の起点がある。

林道標石の右側に、

↑300m 小野川湖畔探勝路」との標柱があるが、

この探勝路こそが軌道跡の転用遊歩道なのである。

軌道は右の斜面の遥か上を通っていたのだが、

進入不能なので林道に入ってみる。

 

300m程進むと探勝路の入り口がある。

しかし、この部分はまだ軌道跡ではない。

軌道はもっと奥で林道と交差していた。

この地点を記憶しつつ、奥へ進む。

 

 

 

 

実は「探勝路入口」から先は通行止めである。

以前は自由に車で通行できたのだが、   

近年ゲートが設置されてしまった。

なんと徒歩での通行も禁止している。

しかし、ゲート右側には明確な「道」がある。

バイクなら簡単に突破できるゲートなのである。

ちょっと先までなので、お邪魔させていただく。               

何度も通った林道だが、徒歩での通行は初めてだ。

緩い上り勾配なのだが歩くとキツイ。

やがて左側に平地が見えてくる。

ここを林道との交差地点と推測した。

(なお林道はこの先で、猪苗代林鉄・小冷水沢線と合流している)

 

 

右側を見ると人工的に斜面が切られて、

廃道らしき溝が奥に続いている。

勾配が急だが、これが軌道跡なのだろうか?

 

 

 

 

 

  なお、左側はすぐに藪の急斜面になり深い沢になる。小冷水沢だ。

  軌道は沢を横断し、対岸の山腹に突入していた。そこには猪苗代林鉄唯一の隧道があるはずなのだ。

  しかし橋の痕跡は発見できず、隧道の東坑口があるはずの対岸は藪で見通せない。

  ここは断念する。

仕方がないので、先程の探勝路まで戻る。

探勝路に入るとすぐに小冷水沢を越える。

この先は以前、藪と倒木で酷い状態であった。

土管は以前からあったと記憶している。

近年整備され、ウッドチップが敷き詰められた

快適な遊歩道になった。

 

 

古い作業道跡を左に見て分かれると急坂になる。

しかし、ここはまだ軌道跡ではない。

上記の作業道とこの奥の軌道跡を繋ぐために

遊歩道化の際、新設された部分だと思われる。

歩道右側にある筈の隧道の西坑口を探しながら進む。

 

 

 

視界が開けた箇所で南西を望む。

向かいの尾根を道が横切っている。

あれこそが軌道跡だ。

左上にうっすらと磐梯山が見える。

 

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