まずはデコ平から南の区間を猪苗代森林鉄道01 （デコ平〜不動滝１） 2004.05 [TOP] [寄り道] [廃線Web] [プロローグ]
まずはデコ平から南の区間を
探索する。
赤が本線、ピンクが支線。
実線は車道、あるいは遊歩道。
点線は未転用。
「グランデコスキー場」に隣接する「ホテルグランデコ」南側の
広大な駐車場からスタートする。
かつては地元を潤したはずの
ブナの巨木の森は切り倒され、
砂利の地面を晒している。
駐車場の南端に説明板がある。
不動滝に向かう遊歩道の入り口だ。
以前あった「熊に注意」の看板が
無くなっている。いなくなったのか？熊さん。
遊歩道入り口は西端にもあるが、
今回はここから入る。
カラマツの植林地の中を進む。
遊歩道の路面はコンクリートで平に整備されている。
湿った落葉が積もっていて、滑り易い箇所があるので注意。
ここはまだ軌道跡ではない。
やがて急な下り坂になり、丸太の階段に変わる。
九十九折れを繰り返しながら下りてゆく。
帰りはキツイぞ・・・・。
階段の途中で「踊り場」のような箇所に出会う。
この踊り場は左右に細長く伸びている。
これこそが軌道跡である。
後で判ったのだが、これは支線である
不動沢線の道床跡らしい。
遊歩道入り口にある案内図に加筆してみた。
今いるのがA地点である。
[A地点]を下から見上げる。
平らな道床がはっきり判る。
A地点から、西側を見る。
藪が濃く道床が判然としない。
こちらは行けそうもないが、不動滝の上流で
やがて遊歩道に合流することになる。
東側を見る。
こちらは平らな軌道跡が明確だ。
本線ではないが不動沢線の道床を進んでみる。
笹藪が濃いが、右にカーブしているのがお判りだろうか。
この辺りで本線と合流するはずだが、
合流点は良く判らない。
よって「合流点から東側〜スキー場間」の本線道床も
未発見である。
いつの間にか本線に合流。
藪が薄くなり、土を盛っただけの築堤が姿を現す。
[B地点]
築堤の先に標識がある。
先程分かれた遊歩道との合流点である。
合流しつつ、左にカーブしている。
合流点から軌道跡を振り返り見る。
ここに標識を設置した理由がお判りだろう。
帰路に遊歩道から反れて、
軌道跡に入り込まないようにする為の措置なのだ。