東北本線・白河駅周辺 (白河市・西郷村) 2006.05  [TOP]  [寄り道]  [廃線Web]

 

  <変遷史>

  [1] 旧線時代a

明治20年(1887) 日本鉄道として開通

旧白河駅は現在より約120m東にあった。

明治39年(1906) 国有化

大正3年(1914) 路線変更の為の用地買収開始

 

赤線が開業当時の東北本線
実線は車道に転用され現存
点線は消失
黄色は旧阿武隈川橋梁(現存せず)

 

  [2] 旧線時代b

大正5年(1916) 白棚鉄道開通

 

既にこの時には東北本線の路線変更工事が

始まっており、廃止予定の区間を一部利用した。

開通当初は東北本線と相互乗り入れしていたらしい。

 

 

 

  [3] 単線時代

大正9年(1920) 新線の供用開始
白河駅が西に移動、嵩上げ。(白棚鉄道の白河駅も移設)
阿武隈川橋梁、北側に新設。

緑実線は今も現役、緑点線は消失。

昭和16年(1941)
 白棚鉄道を国有化、国鉄白棚線になる
 白棚線・白河駅の位置は推定。

昭和19年(1944) 白棚線休止(レール供出)

昭和19年(1944) 磐城西郷信号場開設
            (貨物取り扱い開始)

 

  [3.1] 白棚線復活計画

戦後、白棚線を復活する動きがあったが、
東北本線・旧線を利用した部分
(赤・ピンクの実線)
は車道化が進み、再軌道化は不可能と判断。
放置されていた軌道跡
(ピンク点線)と西郷信号場を
結ぶべく用地買収が進められた。
(黄の実線)
しかし復活の夢は叶わず、未成線は車道に
転用された。
(以上は全て想像です)

 

昭和32年(1957)
 白棚線跡を転用したバス専用道が運行開始

昭和34年(1959) 磐城西郷駅開業
            同年、電化

              

  [4] 電化・複線時代(現在)

昭和39年(1964) 複線化

同時に駅の東西にあるカーブを線形改良。
現在の姿になる。

 

昭和57年(1982) 東北新幹線開業

西郷駅が新白河駅に改称、新幹線駅を併設。

一方、大正10年(1921)建設の白河駅は、
当時の外観のまま現役。

 

 

  各図を一つのフォルダに入れて、スライドショーで見るといいかもです(^_^;)                      次へ進む→

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  <関連レポート>

  ● 東北本線・旧線 久田野〜泉崎

  ● 白棚鉄道

  ● 白棚線・未成線

  ● 白河駅周辺・架道橋群