白棚鉄道2 (旧桧木バス停) 2005.03/2012.02 [TOP] [寄り道] [廃線Web]
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<旧桧木バス停>
R289を横断し、GSの脇を抜けると線路は水田の中に入って行く。
水田の中を築堤がカーブを描きながら伸びている。
国鉄の標識杭も点々と並んでいるのが見える。
廃止されたとはいえ、未だにJRバス関東の管理下にあるので
このままクルマで入って行くわけにはいかないのが残念だ。
前方を横切るのがそれで、ここはかつて踏切りだったと思われる。
見た目は車道の交差点にしか見えないが、直進のみ可で、右折も左折もできない。
しかも鉄道時代の名残りなのか、バスが優先である。
ここにも「バス専用道路あり」の補助標識があった。
バス専用道になってからできたバス停で、ここに駅はなかった。
奥にR289BPの赤館橋が見える。
廃路線なので荒れ放題である。
内部には、まだ時刻表が貼ってあった。
桜の古木は鉄道開通を記念して植えられたものだろうか。
自転車が走っているのが線路跡である。
こんな作業道との交差点には、どんな踏切りがあったのだろうか。
低い築堤が真っ直ぐに伸びている。
その奥の地形に視線が集中する。
小さな切り通しの中を、先ほどの自転車少年が通行中であった。
[2012.02]追記
この先で平成11年(1999)7月、大雨による土砂崩れが発生し、通行不能となった。
この区間にあるのは桧木バス停だけで、しかも利用客が皆無だったため、
バス路線は国道を通るように変更され、そのまま廃止状態になっていると言う。
現在は整備されたのか、クルマが通行している様子を何度か目撃した。
直線に拘る鉄道遺構らしい、良い雰囲気を残している。
雨の中、しばし鑑賞する。