白棚鉄道７ （黄金川橋梁〜幼稚園前バス停） 2005.03/2012.02 [TOP] [寄り道] [廃線Web]
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＜黄金川橋梁＞
国道から分岐してバス専用道に入った直後、橋を渡り、幼稚園前バス停に至る。
築堤上を進んでまた橋を渡り、切り通しを抜けて番沢駅跡に至る。
磐城金山駅跡から1.5km程進むと左手にGSが見えてくる。
その先で左に分岐しているのが線路跡である。
ここから再びバス専用道路になり、
その入り口には「指定方向外進行禁止」の標識がある。
「JRバス専用道路」
「この道路は一般の人・車は通行できません」
「福島県」 とある。
JRではなく、県が設置した標識だった。
専用道に入ってすぐに黄金川を渡る。
一車線しかない幅員。
そして特異なのは欄干がないことだ。
人や自転車が通ることを前提にしていないのがその理由だと思われる。
当然、親柱も銘板もないので、勝手に「黄金川橋梁」と名付ける。
この橋も横に回りこんで観察する。
橋桁や橋脚は近代的なものだが、橋台が切り石積みだ。
上部がコンクリ製に改修されているが、基礎部分は白棚鉄道の流用であろう。
正直言って、これ程多くの鉄道遺構が残存しているとは想像してなかった。
真っ直ぐに進んで行くとすぐに交差点がある。
当時は簡単な踏切りがあったと思われる。
踏切り跡から振り返る。
左に「一般車通行禁止」の看板。
右には錆びが進んで、もはや判読不能の看板。
そして路面には進入禁止を表すと思われる「Ｘ」の表示がある。
交差点のすぐ先に「幼稚園前バス停」がある。
左には待合室があるが、右のは屋根しかないタイプだ。
左右で形式が異なるのは設置時期にかなりの時間差があるからだろう。
ここは駅跡ではない。
待合室の壁に路線図が貼ってあった。
紺の太線で描かれている部分が専用道路区間を示す。
[2005.03]撮影 [2012.02]追加
その先は、田んぼの中を走る真っ直ぐな築堤になる。
正面に見える形の良い山は三百余年前、芭蕉も登った関山である。